初めて見合い

「二度も結婚したことがあるのにおかしな話だけど、この間、初めて見合いしたんですよ。今まで必死になって子供と二人で暮らしてきたけど、それに少し疲れてきたんでしょうね。親の財産とかいった後ろ盾があるわけでもないし、安心したいなって思った。一生懸命、前向きに前向きにっていうのが生活心情でやってきたけど、人間ってそれだけじゃ生きていけないなって。私は若くして子供を産んでるから、子供がもう二十三歳でしょう。独身の四十三歳の女性より七’八つ年上の人生観なんじゃないかと思いますよ。五十歳くらいになったら、そろそろ老後は落ち着きたいなって思うじゃないですか」滝本光子さんは二十三歳のお嬢さんと二人暮らし。今は化粧品の営業で身を立てている。

これまでの人生は、四十三歳で落ち着きたいというのがわかるほどに波欄万丈だ。けれど、とにかくいつもニコニコと明るい。小さいころから成績表には明朗活発しか書かれていな
いような子供だったのがうなずけるように、苦労の影もかけらも感じさせないのだ。東京生まれの東京育ち。いわゆる普通のサラリーマン家庭で、普通に地元の公立中学を卒業し、私立の女子高に入った。
「高校時代新体操をやっていて、まさに体育会系のノリだったから、将来は体育の先生になりたかったんですよ。ところが腰を悪くしてしまって、それが無理だということになったんです。

仕事もいいけど、人生設計もしっかり考えて、素敵な出会いを見つけてください。

参考:
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再婚をきっかけ

「子供が三歳くらいになった時点で、私はもう仕事を始めました。相手は貿易関係の末端の仕事をしていたみたいで、売れれば儲(もう) かるけど、当たらなければさんざんというような、
不安定な仕事をしていたみたいです。馬鹿みたいな話だけれど、仕事のことあまり詳しくは聞いていなかったんですね。いつも家計に余裕があったわけでもなくて、お金がなければ稼がなくちゃって、単純な発想でした」

娘が幼稚園を卒業するころ、彼の会社が経済的に破綻、多大な借金を抱えることになっ「嫌いで別れたわけじゃないです。別れたくはなかったけれど、相手に別れるのが一番いいって言われりや、それ以上すがっても仕方ないなと思って……。そうなったらもう私は何も聞かないんですよ。どんなに悩んでも、あがいても結果は同じだから。それより子供がいるわけだから、現実的に、この子のために何ができるかつて考えたほうがいいと思ったし……」自分はその時、再婚は頭になかったが、相手の男性は数年後に再婚したという。二十六歳のときだった。滝本さん親子は実家に戻り、娘を実家に預けて働くことになった。「学歴も資格も何もないですから、これから何をしようかと思って、就職情報誌を見ていたら、エステティックの仕事が出ていたんです。

コミュニケーションがうまくいかない夫婦はこのように関係修復に時間と手間がかかりますので、相性がピッタリの相手と出会えば夫婦間の問題は起こりにくいか、起こっても解決はこんなに大変ではないでしょう。

出典元:結婚相談所 選び方
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家庭を持つ

「親の結婚像を見てるからということもあるんだろうけど、私は結婚というのはきちんとした家庭を持つということだという頭があって……。夫が働いて妻が家事をしてでも、
その逆でもいいんだけど、家のことは家のことできちんとすべきだと思うんですよ。今度は親もいっしょで大人数だし、私はずっと働いていたので家事の経験が浅いから、
料理のレパートリーも少ないしと思って、結婚までのあいた時間に料理を勉強したり、遅ればせながら花嫁修業をしたりもしましたね」ところが、そんな努力も藻屑のように消えてしまうことになった。そのうち彼は仕事をしなくなり、借金を重ねて女を作り、滝本さんの貯金を使い果たすだけでなく、滝本さん名義でお金まで借りるという始末だった。「あとで思えばバカな話なんですが、家を買った時点から、すべて借金だったってことがわかったんですよ。彼はどこかにいなくなっちゃうし、それでも家のローンから何から、毎月払わなきゃならないし、悲惨でしたよ」滝本さんは、ご主人が働かなくなってから、エステ時代の知り合いを通じて化粧品のセールスの仕事をするようになっていた。けれど、借金はそれで払い切れるような金額ではなかったのだ。おまけに、ご主人は、お金がないのにもかかわらず、女と旅行に出かけたのがわかった。「そこでビチッと切れましたね。バカと言われるかもしれないけど、私は人を信じたい気持ちが強いから、最初は相手の言うことをそのまま信じるんです。

あなたも頑張ってパートナーを見つけましょう。

参考:出会い系 サクラいない
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恋愛は子供抜きにしてできる

それ以降もいろんな人とつき合いはしたが、強く結婚までしたいとは思わなかった。それにはさまざまな理由があったという。「子供がいましたから、子供は嫁にいかない限り私の手から離れないですよね。恋愛は子供抜きにしてできる。相手の男の人も、私が子供に対する部分は見ていないですから。でも、結婚となるとそうはいかないでしょう。〃自分にはこういう状況でこういう子供がいるけど、それも含めて責任持てますか〃って言っても、それは難しいことだと思う。相手の人はやさしさから、好きな人の子供の面倒は見てあげたい、何かしてあげたいと思ってくれているのはわかる。でも、現実問題、恋愛と同じように子供へのやさしさを続けられるかっていったら、それは絶対できないですよ。

だって、産んでる私ですら、自分の子供から逃げたいと思ったことが何度あったかしれない。産んでよかったと思ったって、あっちいけって思ったことが何度もあります。わが子ですらそうなのに、他人の子はなおさらでしょう」それは、再婚相手にとってだけではなく、娘にとっても同様だった。「子供にも、もう父親はいらないと思いました。最初の父親とは小学校に入る前に別れてから連絡がとれないし、二番目の父親も行方不明でしょう。父親像もハッキリしない人生なのに、これ以上彼女を錯乱させたくないと思った。子供も言うんです。〃ママはだれとつき合おうと、結婚しようとそれはママの自由だけど、私には関係のないことだ“って……。

参考:
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恋愛対象

「私は、妻子ある人は恋愛対象にしなかったんですけど、何年か前に一度だけそういう人に出会ったこともありました。でも、やっぱり不倫はダメです。
人のものだから自由にならない。だって、奥さんが育てたダンナだもの。それを好きになったんだから、自分の立場をわきまえなくちゃいけないって思いますよ。
私は両方やってるから、両方の気持ちがわかる。私が奥さんで、いっしょに暮らしながら、ウダッの上がらない男がそこそこいい男になって女ができたとしますよね。
そしたら、私はその女の人にいいますね。この人、私が育てたんだからさ。わかる?あんたおこぼれだからって(笑
ケラヶラ笑いながら言われると、私が責められているわけでもないのに、思わず「ごもつともです」と頭を下げてしまう。彼女の話には、そんなカラっとした迫力がある。
「それにね、恋愛ってそんなに同じ気持ちが長くは続かないものなんですよ。今まで好きで好きで、連絡がとれなくて夜も眠れないで……みたいな経験をしてきましたけど、
そんな気持ちって五年も十年も続かないんです。私の経験ではもう寝ても覚めても好きだって気持ちでいられるのは一年半ですね」
今回、見合いという手段を選んだのも、そんな経験が影響しているのかもしれない。「見合いの相手の人には、これまでのことみんな話したんですよ。
そしたら、こっちの言うことをそのまま信じてくれて、〃過去は問いませんから、もう二度と言わなくていいですよ〃って言ってくれました。

出典:安心出来る 出会系

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