恋愛対象

「私は、妻子ある人は恋愛対象にしなかったんですけど、何年か前に一度だけそういう人に出会ったこともありました。でも、やっぱり不倫はダメです。
人のものだから自由にならない。だって、奥さんが育てたダンナだもの。それを好きになったんだから、自分の立場をわきまえなくちゃいけないって思いますよ。
私は両方やってるから、両方の気持ちがわかる。私が奥さんで、いっしょに暮らしながら、ウダッの上がらない男がそこそこいい男になって女ができたとしますよね。
そしたら、私はその女の人にいいますね。この人、私が育てたんだからさ。わかる?あんたおこぼれだからって(笑
ケラヶラ笑いながら言われると、私が責められているわけでもないのに、思わず「ごもつともです」と頭を下げてしまう。彼女の話には、そんなカラっとした迫力がある。
「それにね、恋愛ってそんなに同じ気持ちが長くは続かないものなんですよ。今まで好きで好きで、連絡がとれなくて夜も眠れないで……みたいな経験をしてきましたけど、
そんな気持ちって五年も十年も続かないんです。私の経験ではもう寝ても覚めても好きだって気持ちでいられるのは一年半ですね」
今回、見合いという手段を選んだのも、そんな経験が影響しているのかもしれない。「見合いの相手の人には、これまでのことみんな話したんですよ。
そしたら、こっちの言うことをそのまま信じてくれて、〃過去は問いませんから、もう二度と言わなくていいですよ〃って言ってくれました。

出典:安心出来る 出会系

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